2日目

朝、起きるとケージの中の猫たちも起き始めました。
朝ご飯の時間です。
ケージから出してドライフードを与えると、
ガツガツと慌てるように食べます。
ペットショップでは、成長を遅くする為に少なめのご飯しか
与えなかったのだと思いますが、2匹で競うように食べます。

活発で体の大きい「愛ちゃん」が、おっとりした「夢ちゃん」を
押し出して食べようとするので、皿を2つに分けて与える事にします。

これで平等に与えられると思ったら、先に食べ終わった「愛ちゃん」が、
「夢ちゃん」のお皿に割り行って食べようとします。

すごい食欲。
でも、健康である事の証だし、おいおいしつけて行く事にするつもり。

おそらく「夢ちゃん」は、愛ちゃんに食べられないように、
今まで早く食べるように努力していたのでしょう。
喉につかえながらも急いで食べる癖がついていて、
これも今後のしつけの課題とする事にします。

さて、今日はその後、近くのDIYホームセンターへ、
足りないペット用品や猫ガード対策材料を買いに行きました。
子猫たちをケージに戻し、日曜の混雑の中、

まずはプラ段。
プラスチックの段ボール板を数枚買います。
糊残りの少ない養生テープも数本買い、プラ段取り付け用に使います。
2匹の猫ではトイレの始末も増えますから、トイレ始末用のゴミ箱も購入。
その足でダイソーへ寄ってトイレスコップを納めるケースも購入。

帰宅して作業開始。
子猫たちが入りたがる、オーディオ機器用のワイヤシェルフの周囲を、
カットしたプラ段で覆います。

Photo_10

家具の下側の隙間や、コンセント周辺もプラ段でガード。
これでようやく、探検好きな子猫たちにも
部屋を開放してあげられるようになりました。

ただし、まだ追いかけっこは波状攻撃の様に続きます。
これだけは仕方ない事とわかっていますが、
今晩もケージの中で寝て貰う事にします。

ケージのベッドに収まると、2匹ともすぐに寝入ってしまいます。
沢山走って、ご飯を沢山食べて、スヤスヤと寝る。
健康そのもので、微笑ましい。

深夜になり、我々も寝入る時間になった頃、
夢ちゃんが起き出して、ケージの中でキィキィと鳴き始めます。
左右上方を見ながら誰かを探すような素振り。
寝ぼけていて、ママを探している様子です。
まだ2ヶ月弱の、人間で言えば幼児の子猫。
ママが恋しいのでしょう。

私達はケージに近寄って座り、囁くように語りかけます。
声を聞いて安心したのか、私達の方を向きながら、
ゆっくりと目を閉じていきます。
寝ていたと思っていた愛ちゃんも、
じっと私達の方を見て、同じように目を閉じていきます。

「これからは俺達がお父さん、お母さんだよ」
「ずっと家族なんだよ」

そんな私達の言葉が判ったのかどうか、
子猫たちは安心して寝息を立て始めました。

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