月の干満と猫たち

夜の大運動会

子猫たちの深夜の運動会が始まり、目が覚めてしまいました。
(ちょっとだけムッとしたので今日は背景は黒ですw)

一方、今日の我が娘達は少しハイな状態。
あやす為に抱っこしてみたら、今まであまり大きく喉を鳴らさなかった
夢ちゃんが「ゴロゴロ~」と言っています。

愛ちゃんもうるさいほどにゴロゴロと喉を鳴らしています。
ふたりとも気持ちが高揚しているようです。
そろそろ満月が近いからかな?と、
以前自分の作った月齢計算プログラムを見てみます。

Photo
(プログラムの基礎データと計算式は、
国立天文台の長沢工さんの著書を参考にしています)

見てみると水曜日以降が満月です。
性的な成熟には至っていない我が家の子猫たちですが、
行動心理的には陽気とともに月の影響を受けているような気がします。


満月・新月と動物の行動

月の運行が動物たちに与える影響は、
動物学者なら誰でも知っているはずですし、
こと水産関係の方なら重要な命題ともなっていると思います。

私は釣りを愛好する単なる釣り師ですが、
月齢計算や潮汐予測計算プログラムも自前で作ってしまっています。
これは、数十年の釣りの経験で、満月や新月の時に起きる、
魚たちの産卵行動が釣果に大きく関係する事を実感しているからです。

これは潮汐のある海だけでなく、干満の無い淡水でもそうです。
湖に棲むワカサギが、春の満月や新月の時に一斉に産卵行動に
出ているのを実際に何十回も見ていますので、それらを
予測するのに月の運行は欠かせない事前情報となります。

そしてこれは魚たちだけでなく、猫などの哺乳類もそうです。
釣り好きなタクシー運転手さんの中には、

「大潮(満月や新月)が近づいた夜は、クルマに轢かれた猫の死骸が増える」

事を知っています。
普段はクルマの危険を知っている猫でも、
ハイになって冷静でいられなくなってしまい、無理矢理、
道路を横断してしまうが為の悲劇です。


我々人間も哺乳類

前述のタクシー運転手さんの中には、

「大潮(満月や新月)の夜は、酔客が多い」
「大潮(満月や新月)が近い金曜の夜は、売り上げが上がる」

と言う人もいます。
人間もハイになってしまいがちなのでしょう。
人間の生殖行動、そして誕生や死も、
月の影響を受けると言われていますが、あながち
迷信ではないと思います。

そして月の運行は、動物だけの影響にはとどまりません。
最新の研究では、満月や新月の頃に地震が良く起きる事が
指摘されるようになっています。

http://osaka.yomiuri.co.jp/science/news/20100201-OYO8T00576.htm

これはデータを重視する釣り師の中では昔から言われていた事ですし、
私自身が、「この日が本命」と思っていた釣り時期に、
地震が起きてしまっている経験が何度もあります。
いつ地震が起きてもおかしくない、不安定な地殻や地盤では、
月の引力が引き金になってしまう、という事と思われます。


猫のトイレは室内で

さて、猫の話に戻ります。
先代のモカは、推定1歳半の時に不妊手術を施しました。
サカリがきつく、見ていられないほどに可哀想だったので
手術を行いました。

しかし手術後も、他の猫のサカリの時期、満月や新月が近づいた頃は、
サカリは起きずとも気持ちがハイになっていて、
私が雄猫代わりに良く追いかけっこをしてあげていました。
(子宮や卵巣を摘出しても、猫の根源的な本能までは摘出出来なかったという
事となります。)

室内飼いの猫なら、このような家の中での運動会だけで済みますが、
外飼いの猫の場合、猫の行動に十分に注意してあげて欲しいと思います。

大潮(満月や新月)前の数日、夜中のうちに私は良く釣りに出かけますが、
その道中で、クルマに轢かれて無残な姿になっていた猫の中には、
首輪をしている子も多いのです。

外飼いの飼い主さんの中には、トイレは猫に任せて外で済まさせて
いる方も多いと思います。
(住宅地では多くの場合、外飼い猫の糞害、尿害で迷惑を受けている方がいます。
実は我が家も迷惑を受けていたりします)

外飼いの飼い主さんで、月齢を気にする人などは多くないと思いますし、
満月や新月などを気にせず、猫が外に行きたがる時は(トイレの都合で)
外に出すようにしているはずですが、上述のような事故に遭い、
帰って来ない悲劇もあり得ます。

理想的なのは、外飼いであってもトイレは室内で済ますようにしつけ、
そして猫がハイになっている時は、出来るだけ家に閉じ込めてしまう。

外飼い猫は自由奔放なため、出来る飼い主さんは多くないとは思いますが、
猫を大切に思うのなら、一度考えてみていただきたいと思います。


さて、明け方になり、子猫たちもそろそろ疲れてきたのか、
眠りに就いたようです。
この子達も秋にはサカリが始まるかも知れません。
1回は産ませてあげたいと思いつつ、
オムコさんのツテは今の所ゼロ。

考えなければいけませんね....。

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“月の干満と猫たち” への1件の返信

  1. 満月と猫

    コメントをいただいて初めて気づいたのですが、
    おとといは中秋の名月だったんですねぇー。
    Nikon D40
    どおりでこの日、麦がものすごいハイパーだったの。
    夜中もずっとひとりで走り回ってさわいでいてさ。。。。
    時々、こういうときがあって、あとで気づくとたいてい満月なんだよね。
    やっぱり影響するんですかね。
    参照→月の干満と猫たち
    最近、またカメラに向かっていいお顔してくれることが多くなりました。
    以下、すこし多めに麦の写真を載せてます。
    Nikon D4…

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