はやぶさ

久しぶりに更新です。
猫の育児や写真撮影は妻に任せて、仕事に没頭していました。
まだ4合目といった感じで、月末まで忙しい感じです。
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さて今日は猫とは無関係なお話ですが、宇宙探査機「はやぶさ」について。
火星と木星の間の軌道を周回する小惑星「イトカワ」を探査した探査機「はやぶさ」が、
出発から7年をかけて今日、地球に戻ってきます。
今までニュースで何度も取り上げられてきましたが、
今日はそのハレの日となるでしょう。
http://hayabusa.jaxa.jp/

その「はやぶさ」の管制室は我が家からそう遠くない所にあります、
満身創痍の機体で、幾度も帰還が絶望視されては復活した「はやぶさ」です。
人の心を揺さぶり続けてきたエピソードの最終章。
普段は閑静な淵野辺研究所ですが、今日はお祭り騒ぎでしょう。

「イトカワ」の地表の砂利などが入っている可能性のあるカプセルは、
今夜オーストラリアの砂漠地帯に落下予定です。
「はやぶさ」本体は地上に落下する間に燃え尽きる事となります。

カプセルの中身に期待が集まりますが、例え中身が空であっても帰還そのものが、
科学的な偉業となるはずです。
暗い話ばかりが続く世相の中、久々の明るい話題で、
そして既に「はやぶさ2号」の計画も準備されています。

しかし日本の科学研究予算は年々削られ、
民主党政権になってからは、
さらに子供手当などの予算に大きく奪われてしまっています。
でも予算がこれ以上削られて日本の科学研究が弱くなってしまえば、
日本は技術立国ではなくなる恐れもあります。

資源のない日本では、科学技術が経済の屋台骨。
科学が衰えれば国の経済も貧しくなっていく事ともなります。
目先のお金にばかり目を奪われて、未来の貧しさに突き進む今の政策は、
例えれば子供の教育費を使い込んで浪費する親と同じです。

民主党の仕分け大臣は昨年、
スーパーコンピュータの計画も台無しにしてしまった前科があります。
予算の削減状況によっては、「はやぶさ2号」の計画も潰されかねません。
10年後の豊かさを思うのなら、これ以上の科学軽視は勘弁願いたいものです。


庶民の私達夫婦がこの子達と暮らせるのも、
日本が豊かであるからこそ。
科学投資は、未来の私達への投資そのものです。

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