今日は朝から良い天気。
猫達を1匹ずつ抱えて、家の周りを軽くお散歩しました。
とはいえ、本当に小さな、猫の額ほどの我が家の敷地周辺を、
抱っこしたまま数周しただけです。
でも我が家では、お散歩は先代猫の頃からの行事です。
室内飼いでは、脱走は付き物です。
先代猫のモカは12年の間で、3~4回ほど外に出てしまいました。
しかし以前から抱き抱えて家の周りを定期的に散歩し、
土地勘を養わせていたので、
遠くへは行かずに、家の周りにいるだけで済みました。
そして万が一の際に備えて、
「部屋に戻れる窓」を覚えさせていたのが役立ちました。
抱き抱えて外から窓に立たせ、自分で室内に戻るよう、
何度か訓練しただけですが、
この体験で「この窓から家に戻れる」事を無事覚え、
数度の脱走の際には、この窓の周りで発見出来ています。
猫の空間把握力、記憶力は、かなりの物と思います。
殊に特殊な体験をした場合、ずっと記憶に残るようで、
日常とは全く違う空間、「室外」に出た体験は、
例え抱き抱えられていた中でも長期間覚えているようです。
「愛ちゃん」も「夢ちゃん」も、今日は緊張しつつ
周囲をキョロキョロと見ていました。
猫の本能から「ここが何処なのか」を必死に学習し、
把握するようにしていた様に見えます。
お散歩というよりも、ゆっくり、ゆっくりと
歩いては止まり、要所要所を観察させるようにします。
これが、いつか役立つはず。
室内飼いの猫は外の危険に慣れていない為、
一旦脱走してしまうと、クルマに驚いたり、
ボス猫に追いかけられたりしてパニック状態となり、
地理を記憶出来ぬまま迷子になる危険があります。
だから、一度室内飼いで育ててしまったら、
決して脱走させない事が最善だと思います。
しかし同居家族や来客の関係で、飼い主の注意だけでは
どうにもならない事もあります。
そんな時の為の備えとして、
「お散歩」は我が家の大切な行事です。
いえ、猫とのお散歩が楽しい、
という正直な気持ちもあるのですけれど。