現在4にゃん体制となった我が家。
私たち夫婦はそれなりに幸せな毎日を過ごしていますが、
猫たちの中では少し問題が発生しています。
マコちゃんは昨年ずっと、女子組から敬遠されています。
愛ちゃんも夢ちゃんも、マコちゃんには「臭いよ」「キモイよ!」という態度を取ります。
以前、トリマーさんにサマーカットしてもらった後のリア充生活は、
そう長くは続きませんでした。
おそらく原因は、「不潔メン」に戻ってしまった事。
マコちゃんは普段自分でグルーミングはせず、ちょっと油ギッシュな男の子です。
私たち人間が綺麗にしてあげるしかないのですが、生育環境のせいか人に触られるのが嫌い。
少しでも無理に体を固定しようものなら激しく興奮して猛獣に変身してしまう。
普段は大人しく内気な男の子なのに、こうなると手が付けられない。
爪を切るのでさえ、かなりの格闘というか、戦闘なのです。
マコちゃんの発達した顎で過去、私は手を数回噛まれました。
牙が根元までグッサリ入って、手が紫に腫れました。
そのたびに医者からは、「またですか」と笑われたり。
トリマーさんにお願いするのでも大変。
興奮していて断られた事は少なからず、獣医さんの所で鎮静剤を余儀なくされる事もあります。
しかし小動物への鎮静剤はリスクがあるので、そういうのはしたくない。
結果としてマコちゃんは再び汚れるままに...。
不潔なキモ男では、いとしの愛ちゃんに振り向いてもらえないのに、
本猫はそれをわかってない。
夢ちゃんからも敬遠されて、最近は失意の日々です。
で、親バカな自分は決心しました。
マコちゃんにこれ以上嫌われるのが嫌で、強引なシャンプーは自粛していた自分です。
でも、完全に嫌われてもいいから、清潔な体にしてあげようと。
「心を込めればどんな動物でも判ってくれる」というのは、ある意味幻想です。
獣モードで恐怖に支配されている場合、愛情は無力。
長時間優しくダラダラとやるよりも、軍隊的にビシバシとやって恐怖の時間を短くしてあげる。
道具の力も借りて素早く行い、メンタルのダメージを極力減らす。
そう考え直して、以下の道具を準備しました。
これは今回はメインでは使いませんが、女子組のシャンプーでは非常に役立つアイテムです。
女子組の場合は、シャンプーを溶いた状態で肩まで漬からせマッサージするだけで綺麗になります。
今回マコちゃんのお風呂では、シャンプーを溶いて湯桶でお湯掛けするリザーバーに使用しました。
Amazonで購入しました。
メーカーURLはこちら。
手を噛まれないための防御、そして視界を覆う事で興奮を抑えるアイテム。
今回は、その役割を果たしてくれました。
穴が開いているので、息が苦しくないのも良く考えられています。
これもAmazonで購入。
今回、非常に役立ちました。
興奮したマコちゃんに噛まれずに捕獲するためには、ネットしかないのが現状です。
網は太く柔らかいシリコンなので痛くなく、体に優しいネットです。
これで動きを抑えてキャットマズルを装着、猫洗い用ケージに誘導しました。
で、実践です。
バスタブに張ったシャンプー入りのお湯を、手桶ですくってかけて被毛内に浸透させて、
後はカゴの隙間に指を入れて揉み洗い。
キャットマズルで視界を覆われていて、大人しくしてくれています。
その後キャットマズルを外して、シャンプーを洗い流しました。
写真が足りませんが、短時間勝負なのでゆっくり撮ってるヒマなし。
ここから妻にバトンタッチ。
猫洗い用ケージをお湯切りし、隙間にタオルを入れてタオルドライ。
バスタブにケージを乗せて、布団乾燥機で乾かします。
(今は布団乾燥機は買い換えて、より静かで風量が大きなものを使用)
もう少しで出られるからね!
下から風を当てて、お腹もドライ。
素早く効率的に作業完了!
自室にしてる三段ケージに籠ってグルーミング中のマコちゃん。
女子組の場合はさらに細かくドライしてあげますが、マコちゃんには荷が重いので、
このまま自分でするに任せました。
イケ面猫、イケにゃんになれるよう、頑張ろうね!
もう少し大きくなったら、タケちゃんもお風呂だね。