朝、起きるとケージの中の猫たちも起き始めました。
朝ご飯の時間です。
ケージから出してドライフードを与えると、
ガツガツと慌てるように食べます。
ペットショップでは、成長を遅くする為に少なめのご飯しか
与えなかったのだと思いますが、2匹で競うように食べます。
活発で体の大きい「愛ちゃん」が、おっとりした「夢ちゃん」を
押し出して食べようとするので、皿を2つに分けて与える事にします。
これで平等に与えられると思ったら、先に食べ終わった「愛ちゃん」が、
「夢ちゃん」のお皿に割り行って食べようとします。
すごい食欲。
でも、健康である事の証だし、おいおいしつけて行く事にするつもり。
おそらく「夢ちゃん」は、愛ちゃんに食べられないように、
今まで早く食べるように努力していたのでしょう。
喉につかえながらも急いで食べる癖がついていて、
これも今後のしつけの課題とする事にします。
さて、今日はその後、近くのDIYホームセンターへ、
足りないペット用品や猫ガード対策材料を買いに行きました。
子猫たちをケージに戻し、日曜の混雑の中、
まずはプラ段。
プラスチックの段ボール板を数枚買います。
糊残りの少ない養生テープも数本買い、プラ段取り付け用に使います。
2匹の猫ではトイレの始末も増えますから、トイレ始末用のゴミ箱も購入。
その足でダイソーへ寄ってトイレスコップを納めるケースも購入。
帰宅して作業開始。
子猫たちが入りたがる、オーディオ機器用のワイヤシェルフの周囲を、
カットしたプラ段で覆います。
家具の下側の隙間や、コンセント周辺もプラ段でガード。
これでようやく、探検好きな子猫たちにも
部屋を開放してあげられるようになりました。
ただし、まだ追いかけっこは波状攻撃の様に続きます。
これだけは仕方ない事とわかっていますが、
今晩もケージの中で寝て貰う事にします。
ケージのベッドに収まると、2匹ともすぐに寝入ってしまいます。
沢山走って、ご飯を沢山食べて、スヤスヤと寝る。
健康そのもので、微笑ましい。
深夜になり、我々も寝入る時間になった頃、
夢ちゃんが起き出して、ケージの中でキィキィと鳴き始めます。
左右上方を見ながら誰かを探すような素振り。
寝ぼけていて、ママを探している様子です。
まだ2ヶ月弱の、人間で言えば幼児の子猫。
ママが恋しいのでしょう。
私達はケージに近寄って座り、囁くように語りかけます。
声を聞いて安心したのか、私達の方を向きながら、
ゆっくりと目を閉じていきます。
寝ていたと思っていた愛ちゃんも、
じっと私達の方を見て、同じように目を閉じていきます。
「これからは俺達がお父さん、お母さんだよ」
「ずっと家族なんだよ」
そんな私達の言葉が判ったのかどうか、
子猫たちは安心して寝息を立て始めました。