3日目

今日は注文していたクルマの納車の日です。
先月末に、長年の友人であるディーラー営業のK氏から、
初めて買ったホンダのミニバン。

まさか再び猫を飼うとは思っていなかったので、
不景気の中、13年乗ったミニバンを廃車しての新車購入。
早まったかな、と思いつつも、新しい家族と新しいクルマで我が家も再起動です!

納車は夕方予定で、午前中は廃車するクルマの中の忘れ物チェックをしました。
廃車の時はいつもの事ですが、シート下からは小銭がザクザク。
千円札もあったりして、ファミレでの二人分の食事代になる金額。
いずれ妻との食事に使う事にします。

夕方になり、今まで乗っていたクルマでディーラーへ。
古いクルマはそのまま引き渡し、
友人K氏から丁寧にカーナビの説明を受けた後、新車で帰宅です。

国産ミニバンの元祖なクルマの最新型は、座面も低くてセダン並。
エンジン音もロードノイズも抑えられ、静かな車内環境なのが印象的です。
先代猫となった愛猫モカはクルマが大嫌いでしたが、これだけ静かなら、
子猫たちも大丈夫かも知れません。

帰宅後、ケージの中の子猫たちは、お腹が空いてそわそわしています。
妻がドライフードの準備でお皿を持ちます。
我が家3日目で、彼女たちは陶器のカチャカチャ音がご飯の合図と理解したようです。
「にゃぁ」とはまだ鳴けず、「キィキィ」と2匹で叫びます。

それぞれの皿を用意してケージを開けると、猛ダッシュで食べ始めます。
相変わらず、競争のような食べ方、そして先に平らげた愛ちゃんが、
夢ちゃんの皿を狙います。
明日からは隔離して食べさせる事にしようと、妻と相談しました。

さて、ケージに戻した2匹が寝た頃、我々も寝る事にしました。
すると昨夜同様、夢ちゃんが起き出して、夜鳴きを始めます。

ケージの外から声を掛けると、夢ちゃんがケージの際まで寄ってきて、じっと私を見ます。
愛ちゃんも目を覚まして寄ってきました。

ケージ越しに、
右手人差し指を夢ちゃんに差し出し、
左手人差し指を愛ちゃんに差し出します。
二人とも私の指に前足を乗せて、そのまま目を閉じて行きます。

人間で言えばまだ幼児。親猫の温もりが欲しいのです。
今は私達夫婦が親代わりです。
スヤスヤと寝入る子猫たちを見ながら、
「この子たちの一生の面倒を見るんだ」
そんな思いを心に刻みました。

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